【2025年】60代夫婦のための介護保険選び|おすすめ7選と公的制度との違い

この記事は「60代 × 定年を迎えたご夫婦 × 将来の介護にしっかり備えたい」そんなあなたに向けた内容です。

定年を迎え、セカンドライフを歩み始めたご夫婦にとって、健康で穏やかな日々を長く続けることは共通の願いでしょう。しかし、年齢とともに誰もが向き合う可能性のあるのが「介護」の問題です。公的介護保険だけでは、施設の利用料や在宅介護のサービス費用、住宅リフォーム代など、想定外の出費がかさむことも少なくありません。「子どもには迷惑をかけたくない」「パートナーの負担を少しでも減らしたい」そう考えるなら、元気なうちから民間介護保険で備えておくことが重要です。この記事では、そんな60代のご夫婦が安心してセカンドライフを送るために、「保障開始の早さ」「認知症への備え」「保険料の合理性」の3つの視点から、おすすめの介護保険を厳選してご紹介します。

この記事の要点(summary)

この記事では、60代の定年ご夫婦が将来の介護リスクに安心して備えるためのおすすめ民間介護保険を比較・解説します。公的介護保険との違いを理解し、ご自身に最適な選択をサポートします。

  • 日本の平均寿命は延び続けており、誰もが介護を必要とする可能性があります。介護にかかる費用は平均で500万円以上とも言われ、公的介護保険だけでは不十分な場合があります。
  • 民間介護保険は、公的介護保険の自己負担分を補ったり、より質の高いサービスを受けるための資金として活用できます。
  • 東京海上日動あんしん生命」のように要介護1などの軽度な状態から保障されるタイプや、「SOMPOひまわり生命」のように認知症や骨折に特化したタイプなど、様々な商品があります。
  • 保険を選ぶ際は、何歳から、どのような状態(要介護度、認知症など)で給付金が受け取れるか、そして保険料はいつまで払い、総額でいくらになるかを比較検討することが重要です。

※本記事では「保障開始の早さ(支払事由)」「認知症への備え」「保険料の合理性」の3つを評価軸にしています。

セクション1:【比較表】60代夫婦におすすめの介護保険TOP7

以下は、60代の定年ご夫婦が将来の介護に備えるためにおすすめの民間介護保険を比較した表です。ご自身の健康状態や、どのようなリスクに重点的に備えたいかに合わせて、最適な保険を選びましょう。

ランキング サービス名 おすすめ理由 公式サイト
1位 東京海上日動あんしん生命 公的介護保険の要介護1から年金が受け取れるため、比較的軽度な状態から保障が始まる安心感が魅力。健康還付金があり、保険料が掛け捨てになりにくい点も高評価。 公式サイトを見る
2位 SOMPOひまわり生命 「認知症」と「骨折治療」という高齢者に多いリスクに特化 。保障内容が明確で、持病があっても入りやすい簡単な告知が特徴。親の介護を考える子ども世代にも選ばれている。 公式サイトを見る
3位 朝日生命 認知症と診断され、要介護1以上でまとまった一時金が受け取れる 。保険料が加入時から上がらず、保障が一生涯続くため、長期的な資金計画が立てやすい。 公式サイトを見る
4位 アフラック 要介護1以上の状態で、生きている限り毎年年金が受け取れるのが大きな特徴 。介護が長引いた場合の経済的負担を継続的にサポートしてくれる。 公式サイトを見る
5位 明治安田生命 要介護2以上で一時金または年金を選べるシンプルな設計 。保障内容がわかりやすく、大手生保の安心感と手頃な保険料でバランスが取れている。 公式サイトを見る
6位 太陽生命 認知症と診断され、一定期間が経過すると一時金が支払われる認知症治療に特化した保険 。持病があっても入りやすい引受基準緩和型のため、健康に不安がある方でも検討可能。 公式サイトを見る
7位 ネオファースト生命 認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI )」から保障が始まるのが画期的。早期発見・早期治療のきっかけとなり、認知症の進行を遅らせる一助となる可能性がある。 公式サイトを見る

セクション2:情報収集に役立つ比較・専門サイトTOP3

介護保険に関する知識を深めたり、複数の商品を比較検討する際に役立つサイトを紹介します 。

サイト名 対象読者層 公式サイト
保険市場 【人気商品を調査】実際の資料請求数に基づいた人気ランキングから、今多くの人に選ばれている介護保険を知りたい方。 https://www.hokende.com/ranking/care
価格.com 【基礎から学ぶ】公的介護保険と民間介護保険の違いなど、基礎知識から学びつつ、複数の商品を横断的に比較検討したい方 。 https://kakaku.com/insurance/kaigo/
マイベスト 【徹底比較】「保険料の安さ」「保障の充実度」など、客観的な評価基準で各商品を徹底的に比較し、自分たちに最適な保険をロジカルに選びたい方 。 https://my-best.com/159

セクション3:公式サイト詳細レビュー(7社 )

TOP7でご紹介した公式サイトの介護保険について、「保障開始の早さ」「認知症への備え」「保険料の合理性」の3つの評価軸で詳しくレビューします。

1. 東京海上日動あんしん生命

保障開始の早さ ★★★★★
認知症への備え ★★★★☆
保険料の合理性 ★★★★★

コメント:
「できるだけ早く、軽いうちから保障してほしい」というニーズに最も応える保険です。公的介護保険の「要介護1」という比較的軽い状態から年金が受け取れるため、在宅介護の初期費用やサービスの利用に充てることができます。さらに、一定年齢まで介護状態にならなかった場合、払った保険料の一部が「健康還付金」として戻ってくる特則も選択可能。「掛け捨てはもったいない」と考えるご夫婦にとって、非常に合理的で魅力的な選択肢です。

締め文:早めの備えと無駄のない保険料。そんな賢い選択をしたいご夫婦に最適です。

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2. SOMPOひまわり生命

保障開始の早さ ★★★★☆
認知症への備え ★★★★★
保険料の合理性 ★★★★☆

コメント:
「特に心配なのは認知症と、転倒による骨折…」そんな具体的な不安を持つご夫婦にぴったりの保険です 。保障範囲を高齢者に多いリスクに絞っているため、保険料が手頃でわかりやすいのが特徴。簡単な告知で加入しやすいため、持病があって他の保険を諦めていた方でも検討の価値があります。「親のために」と子ども世代が契約するケースも多く、家族みんなで介護に備えるきっかけになります。

締め文:特定のリスクにピンポイントで備えたい、現実的で家族思いなあなたに寄り添う保険です。

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3. 朝日生命

保障開始の早さ ★★★★☆
認知症への備え ★★★★★
保険料の合理性 ★★★★☆

コメント:
「人生100年時代、認知症に一生涯備えたい」という長期的な視点を持つご夫婦におすすめです 。所定の認知症と診断され、要介護1以上と認定されると、まとまった一時金が支払われます。この一時金で、施設への入居一時金や在宅介護のためのリフォーム費用などを賄うことができます。保険料が途中で上がらない終身保障なので、将来の家計が見通しやすいのも大きなメリットです。

締め文:長いセカンドライフを見据え、認知症リスクにしっかりと鍵をかけておきたいあなたに最適です。

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4. アフラック

保障開始の早さ ★★★★☆
認知症への備え ★★★☆☆
保険料の合理性 ★★★★☆

コメント:
「もし介護が長引いたら…」という、終わりの見えない不安に備えるならこの保険です 。要介護1以上の状態が続く限り、毎年年金が受け取れる終身保障が最大の特徴。介護サービス費や消耗品費など、継続的にかかる費用をカバーしてくれます。特約を付ければ、介護状態になった後の保険料支払いが免除されるため、家計への負担を心配することなく保障を受け続けられます。

締め文:長期化する介護リスクに、切れ目のない経済的サポートで備えたい堅実なあなたへ

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5. 明治安田生命

保障開始の早さ ★★★☆☆
認知症への備え ★★★☆☆
保険料の合理性 ★★★★☆

コメント:
「複雑な特約は苦手 。シンプルでわかりやすいのが一番」というご夫婦に。保障の条件が「公的介護保険の要介護2以上」と明確で、給付金の受け取り方も一時金か年金かを選べるなど、非常にシンプルな構造です。保障内容を絞っている分、保険料は手頃。大手生命保険会社ならではの安心感もあり、介護保険の入門編として選びやすい商品です。

締め文:難しく考えず、まずは基本的な介護への備えを始めたい。そんなあなたに最適な、わかりやすい一本です。

明治安田生命 公式サイトへ

6. 太陽生命

保障開始の早さ ★★★☆☆
認知症への備え ★★★★☆
保険料の合理性 ★★★★☆

コメント:
「持病があるから…」と介護保険を諦めかけていたご夫婦の選択肢となる保険です 。簡単な告知で加入できる引受基準緩和型で、特に認知症の治療に特化しています。脳の病気などが原因で起こる「器質性認知症」と診断され、その状態が180日続いた場合にまとまった一時金が支払われます。健康に少し不安があっても、将来の認知症リスクに備えることができます。

締め文:健康状態に不安があっても、未来への備えを諦めたくない。そんなあなたの強い味方になります。

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7. ネオファースト生命

保障開始の早さ ★★★★★
認知症への備え ★★★★★
保険料の合理性 ★★★☆☆

コメント:
「認知症は、とにかく早期発見が大事」と考える、先進的なご夫婦に 。この保険の最大の特徴は、認知症の前段階と言われる「軽度認知障害(MCI)」と診断された時点で一時金が受け取れることです。この給付金を活用して、専門医の診察を受けたり、生活習慣の改善に取り組んだりすることで、本格的な認知症への進行を遅らせる努力ができます。まさに「治療するための保険」と言えるでしょう。

締め文:ただ待つのではなく、積極的に認知症と向き合いたい。そんな前向きなあなたを応援する保険です。

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セクション4:よくある質問(Q&A )

Q. 結局、どの介護保険を選べば良いのでしょうか?

A. ご夫婦が何を一番心配しているかによります。もし軽いうちから幅広く備えたいなら「東京海上日動あんしん生命」、認知症が特に心配なら「SOMPOひまわり生命」や「朝日生命」がおすすめです。また、掛け捨てに抵抗があるなら健康還付金のある「東京海上日動あんしん生命」が、持病があって加入を諦めていたなら「太陽生命」が選択肢になります。まずはご夫婦で「どんな介護状態が不安か」を話し合ってみましょう。

Q. 公的介護保険と民間介護保険は、どう違うのですか?

A. 「公的介護保険」は40歳以上の国民全員が加入する社会保険で、要介護認定を受けると自己負担1〜3割で介護サービスを利用できます。一方、「民間介護保険」は任意で加入する私的な保険です。公的保険の自己負担分を補ったり、保険適用外のサービス(例:家事代行、配食サービス)を利用したり、施設入居の一時金に充てるなど、公的保険だけでは足りない部分を現金でカバーするのが主な役割です。

Q. 介護には、実際どのくらいのお金がかかるのですか?

A. 生命保険文化センターの調査によると、介護にかかる一時的な費用の合計は平均74万円、月々の費用は平均8.3万円とされています。介護期間は平均で5年程度ですが、10年以上続くケースも珍しくありません。単純計算で500万円以上かかる可能性があり、公的年金だけで賄うのは難しい場合も多いため、自助努力での備えが重要になります。

Q. 60代からでも介護保険に加入できますか?保険料は高いですか?

A. はい、多くの介護保険は60代、70代でも加入できます。ただし、年齢が上がるほど保険料は高くなり、健康状態によっては加入できない場合もあります。そのため、少しでも若く、健康なうちに検討を始めるのが鉄則です。保険料は月々数千円から1万円を超えるものまで様々ですが、保障内容とのバランスを見て、無理なく続けられるプランを選ぶことが大切です。

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